石巻さかな女子部

石巻の女子たちが魚屋さんに弟子入り。自分で魚をおろし、料理ができるようになるまでをレポート!

2016.10.26

さかなクン来石・直前スペシャル!さかなクンの『ここがスギョいぞ』エピソード

今月末に開催される『今こそ知りたい石巻の海のはなし』セミナー。

な、な、なんと第一部の講師はあの〝さかなクン”!

石巻さかな女子部にとっても、これは貴重な課外授業です。

ぜえったいに、この機会を逃してはなりません。

予約殺到。既に満席という大人気セミナー

予約殺到。既に満席という大人気セミナー

 

そこで今回は『祝!さかなクン来石記念企画』といたしまして、

僭越ながら、ワタクシ、石巻さかな女子部部長の塩坂が、

さかなクンのすギョさについてご紹介させていただきたいと思います。

 

まず、さかなクンといえば、あのハイテンションなキャラで

「こどもに人気のタレントさん」ぐらいに思われている方がいらっしゃるかもしれません。

そんな人はハッキリ言って、ナンセンス

さかなクンは現在、

東京海洋大学客員准教授、東京海洋大学名誉博士という肩書きを持ち、

海洋に関する普及・啓蒙活動の功績が認められ、

「海洋立国推進功労者」として内閣総理大臣賞を受賞

「日本ユネスコ国内委員会広報大使」も務めるなど、

日本を代表する海洋博士、おさかな博士なのでギョざいますよ。

『石巻さかな女子部』の名誉顧問にもぜひ就任していただきたいです

『石巻さかな女子部』の名誉顧問にもぜひ就任していただきたいです

 

 

【さかなクンのここがスギョイぞ!エピソード1】

中でも私が注目いたします、すっギョいエピソードは、

例えば2010年の「クニマス生息確認事件」。

こちら、天皇陛下からもお誉めの言葉がかけられたほどの快挙だったのでギョざいます。

 

ある大学教授から論文に使用するため、

絶滅したと思われていたクニマスという魚の絵を描いてほしいと依頼されたさかなクン。

本物のクニマスはホルマリン漬けのものしかなかったので、

これでは絵が描けないと教授に相談したところ、

クニマスによく似たヒメマスという魚が数匹、送られてきました。

そのよく似た魚の形状と文献に残る特徴などを合わせて、

クニマスの絵を精密に描こうとしたさかなクンは、

送られてきたヒメマスたちの中に、ほんの少しだけ違った個体を発見したのです。

その1尾を大学教授に送り返して調査を依頼。

これがなんと、絶滅したと思われていたクニマスだったのでギョざいます!

 

よーく想像してみてください。

今回の調査のために湖から魚を獲った人、

発送した人たちは専門家だったと思いますが

そのすべての目をかいぐぐり、スルーされた微細な違いを

「このコ、なんか違う!」とさかなクンが発見したんですよ。

すギョくないですか~!

 

このエピソードからは、どんなにテレビで人気者になっても、

人から言われたことを鵜呑みにせず、丁寧に繊細に、

ひとつひとつのお魚と真剣に向き合って仕事をするさかなクンの姿が伝わってきます。

その実直さと誠実さ、ピュアな探求心を思うと、私なんかもう涙が出そう。

こういう研究者がいる限り、

日本はまだまだ大丈夫だと思いませんか?

 

【さかなクンのここがスギョイぞ!エピソード2】

しかし、さかなクンの本当のすギョさは、その専門性だけではギョざいません。

陸上よりもずっと広く、

まだほんの数パーセント程度のことしか分かっていないと言われる海洋の世界。

そこからさかなクンは視点を投じ、

ヒトが生きるヒントまでをも抽出してみせるのであります。

例えば、さかなクンが朝日新聞に寄稿した

『いじめられている君へ』という有名なメッセージには、

海を泳ぐお魚と学校生活を送る日本の子どもたちの姿に共通点を見出しています。

その一部をご紹介しましょう。

朝日新聞DIGITAL 『いじめられている君へ』(さかなクン)より引用

「(略)

たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。

せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、

1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。

けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。

すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。

助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。

いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。

 広い海の中ならこんなことはないのに、

小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。

同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。

(中略)

ぼくは変わりものですが、大自然のなか、

さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。

大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、

悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。

外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。

広い空の下、広い海へ出てみましょう。」

※全文はこちらから

なんという説得力と優しさでありましょう!

ボブ・ディランの次は絶対にさかなクンだと思いますがいかがでしょうか。

 

ちなみにワタクシ、個人的にはメッセージの後半、

「ぼくは変わりものですが……」の部分に毎回、グッときてしまいます。

大人のワタクシも、変わり者でいいんだー!

さかなクンの言葉におおいに励まされています。

 

【さかなクンのここがスギョイ!まとめ】

研究者のみならず、学校の先生でさえも、

面白いことを面白いまま伝えるのは難しいもの。

そのため、勉強嫌いになってしまったという人も少なくありませんよね。

そんな中、自らが海に魅せられた瞬間の感動を忘れることなく、

子どもの時の友達みたいにワクワクとしたアクションで、

多くのことを教えてくれるさかなクン。

感謝の言葉を絶やさず、

いつも喜んでいてワクワクとしているその姿を見ると、

日本中いえ、世界中の人たちが楽しくなってしまうでしょう。

食、環境、産業、文化、経済……と私たちを取りまくあらゆる分野に関連する海。

その世界を小さな子どもから大人にまで、

楽しく丁寧にシェアしてくれるさかなクンは、

もはや人類の宝と言っても過ギョンではないと思います。

 

さて、石巻ではどんな話をしてくれるのでギョざいましょうか。

次回も、『ぼにぴん』で単独レポート!

お楽しみに(^O^)/

fullsizerender-2塩坂佳子(しおさか・よしこ)/石巻さかな女子部部長。ぼにぴん編集長。大阪・東京で雑誌、書籍に執筆するフリーライターとして活動後、2015年9月に震災ボランティアで通っていた石巻へ移住。2000年から約2年間の長期滞在を経験した小笠原諸島の父島では、釣り船「かっぽれ丸」の乗組員として活躍した過去も持つ。海や魚食文化のすばらしさを伝えたいとここ石巻でも、水産を楽しくPRする『石巻さかな女子部』を発足。写真は自身が釣り上げた記録、18kgのカンパチ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【石巻さかな女子部】入部希望者募集中!

入部希望者募集中!

毎月一度、石巻の魚屋さん「魚長商店」にて、旬のお魚おろし会を開催。おろしたお魚で調理にもチャレンジします。その様子をこちらのWEBマガジン『ぼにぴん』にてレポート。お魚料理を学びながら素敵な記事作りにもご協力いただける方、以下までご連絡ください。男子もOK!

bonipin@ishinomaki-6jika.jp

魚長うおちょう商店

魚長(うおちょう)商店

【石巻さかな女子部】の活動に絶大なる協力をいただいている石巻の老舗魚屋さん。店主ご夫婦のみならず、職人さんまでもが監督、コーチとして女子たちにお魚のおろし方を伝授してくれます。店先に並ぶ魚介は、プロが信頼する確かな品。遠方からでも、石巻の旬の鮮魚を取り寄せることができますよ!
TEL:0225-96-6756

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